大田原愚豚舎   最新情報                                  FOOLISH PIGGIES FILMS  2016 News

NEW!! 2016.12.31

【みなさま、今年もたいへんお世話になりました。よいお年をお迎えください。】

 

大晦日となりました。

 

皆様、今年も一年間、色々お世話になりました。

 

2016年は大田原愚豚舎最新作『プールサイドマン』が『そして泥船はゆく』『七日』に続き、東京国際映画祭に三作品連続の出品を果たし、さらに日本映画スプラッシュ部門の最高賞である作品賞を受賞するなど、大田原愚豚舎にとって本当に大きな一年となりました。

また『そして泥船はゆく』の青山シアターでの配信開始、モンゴルの映画人との交流を深めたチンギス・ハーン国際映画祭への出品、『七日』の大田原上映や海外映画祭への出品など思い返してみると本当にたくさんの出来事がありました。

 

大田原愚豚舎一同、日頃より応援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。

来年もさらなる飛躍をめざして大田原愚豚舎は愚直に努力を重ね、映画づくりに邁進してゆく所存です。

 

それでは皆様、また来年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

よいお年をお迎えください。

 

2016年12月31日 大田原愚豚舎一同

NEWS!! 2016.12.11

 

【12月9日 下野新聞朝刊 論説】

 

2016年12月9日 下野新聞朝刊 論説【地域の文化振興 才能ある作り手後押しを】という記事で同県足利市出身の映画監督・菊地健雄監督とともに、大田原愚豚舎・渡辺紘文監督と「プールサイドマン」が取り上げられました。

ぜひご一読ください。

下野新聞様、ありがとうございました。

 

(以下、転載)

 

■12月9日 下野新聞朝刊 論説

 とちぎ発 地域の文化振興 才能ある作り手後押しを

 

今秋開催された第29回東京国際映画祭は本県関係の監督作品の健闘が光った。自主制作映画などを集めた「日本映画スプラッシュ」部門で大田原市在住の渡辺紘文監督(34)の「プールサイドマン」と足利市出身の菊地健雄監督(38)の「ハローグッバイ」が選出され、プールサイドマンは同部門唯一の賞「作品賞」を受賞した。

県内の若手監督や映像制作者の活躍は本人の才能、努力はもとより各地に広がる支援の動きが背景にある。県、市町のフィルムコミッションがロケ地を仲介するほか、若手制作者を手厚く応援する自治体もある。才能ある作り手がさらに羽ばたけるよう、県内各自治体は後押しする体制を充実させたい。

同映画は世界中から約1500本の応募があり、うち34本が、メインの「コンペティション」や「アジアの未来」「日本映画スプラッシュ」の3部門に選出された。スプラッシュは8作品で、過去の作品賞受賞作がその後ベルリン国際映画祭・国際批評家連盟賞を受けるなど世界で注目される作品を輩出している。

プールサイドマンはほぼ全編を大田原市内で撮影し地域色が強い一方、テロという社会的なテーマを扱って「日本の外へと最も接続していた」と高く評価された。同時に「最も商業的な展開の難しそうな作品」とされた。市は市の発信につながるなどとして渡辺監督のデビュー作からロケ、上映のために市施設を無料で貸し出すなど支援しているが、今回の受賞を機により強くバックアップしてほしい。

「映像のまち構想」を掲げる足利市は制作者を手厚く支援する。資金面で厳しい若手らがロケ地交渉などで有利になるよう仲介。菊地監督のデビュー作では市内での全編ロケから上映会まで市民団体と協力し全面的に応援した。

ほかにも那須町の「那須ショートフィルムフェスティバル」や小山市の「おもいがわ映画祭」が若手映像作家らの作品を集めたコンペティションを行うなど、映像文化の底上げを図っている。

映像作品は経済的な成果が成否の指標となりがちだが、多様な表現が評価され、認知されてこそ、豊かな文化が醸成される。地域活性化にもつながるだけに行政、市民が協力し、映像制作の精鋭たちを育て、押し上げていく仕掛け作りを強化していくべきだ。

NEWS!!2016.12.9

【とちぎテレビに大田原愚豚舎が登場します。】

12月9日(金)とちぎテレビにて21:00より放送、とちテレニュースLIFEの“とちぎびと”というコーナーに映画制作集団 大田原愚豚舎が登場致します。

オンエアまでまもなく。

栃木県の皆様ぜひご覧くださいませ。

ご丁寧な取材をしてくださいましたとちぎテレビ様ありがとうございました。

http://www.tochigi-tv.jp/program/?id=703

NEW!! 2016.12.6

 

■第一回チンギス・ハーン国際民族映画祭で「そして泥船はゆく」が上映されます。

 

モンゴルの映画と文化を発信する第1回チンギス・ハーン国際民族映画祭が12/15(木)、16(金)に東京・文京シビックホールにて開催されます。

映画祭の日本映画唯一の出品作品として渡辺紘文監督(第29回(2016)東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門作品賞受賞『プールサイドマン』監督)の初長編作品『そして泥船はゆく』が16日(金)14:00から上映されます。

http://cklmff.site/index.html

NEW!!2016.11.3

 ■第29回東京国際映画祭閉幕!!  

  『プールサイドマン』日本映画スプラッシュ部門作品賞受賞!!

 

第29回東京国際映画祭、閉幕いたしました。

大田原愚豚舎作品『プールサイドマン』は、超激戦と言われた今年の日本映画スプラッシュ部門において作品賞を受賞するという最高の結果となりました。

 

東京国際映画祭の皆様、スタッフ、ボランティア、学生応援団の皆様、そしてご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。心より感謝致します。

 

今泉力哉監督、山内ケンジ監督、新藤風監督、足立紳監督、菊地健雄監督、春本雄二郎監督、中村祐太郎監督と共に同部門に出品することができた今年の東京国際映画祭は、私たち大田原愚豚舎にとって本当に素晴らしい経験となりました。

こんなに素晴らしい監督たちとご一緒できたことほど光栄なことはありません。本当に誇りに思います。

 

また、杉野希妃監督と出会えたこと、松居大悟監督と再会できたことも本当にうれしい出来事でした。

 

大田原愚豚舎はこれからも驕ることなく努力を重ね、より面白い映画、よりよい映画をつくるためにさらに精力的に映画づくりに邁進してゆくつもりです。

 

またみなさまに会える日を楽しみにしています。

 

それではまたお会いしましょう。本当にありがとうございました!!

 

【受賞式でのコメント】

デビュー作から東京国際映画祭に出させていただいているので、僕を育ててくれたのはこの映画祭とお客様たちです。今年の日本映画スプラッシュ部門は誰の目から見ても激戦で僕が尊敬する監督の作品が集まっていたので、自分が賞をいただけるとは思っていませんでした。感謝しかありません。本当にありがとうございました。 渡辺紘文

NEW!!2016.10.9

【第29回東京国際映画祭『プールサイドマン』上映日程】

 

2016年10月25日~11月3日まで、TOHOシネマズ六本木などを会場に開催される、第29回東京国際映画祭。

 

『そして泥船はゆく』『七日』に続き、三作連続の東京国際映画祭出品となった大田原愚豚舎第三回作品『プールサイドマン』の上映日時が発表されましたのでお知らせいたします。

 

『プールサイドマン』の上映日時は

 

①10月29日(土)TOHOシネマズ六本木SCREEN8 20:10-(本編117min)

②10月31日(月)TOHOシネマズ六本木SCREEN3 16:40-(本編117min)

 

の2日間、2回の上映になります。

 

チケット販売等の詳細、登壇ゲスト等につきましては、東京国際映画祭公式サイトよりご確認くださいませ。

 

■東京国際映画祭公式サイト:http://2016.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=73

NEW!! 2016.10.6

第29回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門 正式出品作品

大田原愚豚舎第三回作品

映画『プールサイドマン』の予告編が公開されました!!

NEW!!2016.10.2

【お知らせ】

2016.10.1

第29回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門正式出品作品。

大田原愚豚舎第三回作品『プールサイドマン』公式サイトを開設致しました。

今後最新情報が続々と更新予定です。

みなさまぜひチェックしてみてください。

http://poolsideman.jimdo.com/

NEW!!2016.9.27

【情報解禁!! 渡辺紘兄弟最新作『プールサイドマン』

 第29回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門正式出品決定!!】

 

お知らせです。

 

大田原愚豚舎最新作『プールサイドマン』が第29回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門へ正式出品されます!!

『七日』に続いて2年連続、また『そして泥船はゆく』から数えて三作連続のTIFF出品となりました!!

http://2016.tiff-jp.net/en/lineup/works.php?id=74

 

脚本・監督 渡辺紘文、音楽監督 渡辺雄司、撮影監督 方又玹、主演はこの作品が映画初出演となる今村樂!!

 

ワールドプレミアは10月!!

 

皆様お楽しみに!!

 

【作品解説】

狂気や悪意が蔓延する世界で孤独なプール監視員が起こした驚愕の事件とは…⁉ 『そして泥船はゆく』『七日』の渡辺兄弟が日本社会の歪みをあぶり出し、不可解な現代日本人像を追究する衝撃作。

 

【作品情報】

 

staff

製作総指揮/脚本/編集/監督 : 渡辺紘文

製作総指揮/音楽監督 : 渡辺雄司

撮影監督 : 方又玹

製作 : 渡辺秀樹

製作 : 渡辺あけみ

特別協力 : 今村幸治郎

特別協力 : 今村京子

 

cast 

今村 樂

渡辺紘文

 

 

戸田古道

鈴木 仁

武田美奈

かりん

 

中山真由美

中川文子

蜂巣友紀子

 

黒崎宇則

平山ミサオ

NEW!!2016.7.6
【大田原愚豚舎の渡辺雄司がCM音楽を手掛けました!!】

 

これまで大田原愚豚舎作品『そして泥船はゆく』『七日』の音楽監督を務めてきた作曲家 渡辺雄司が自身初となるCM音楽を手掛けました!!

 

監督はなんと山内ケンジ監督です!!

 

素晴らしいコラボレーションが実現しました!!

 

皆様、ぜひご覧ください!!

 

■静岡新聞SBS CM 超ドS「静岡兄弟」篇 120秒:

 https://www.youtube.com/watch?v=Nfb95SyqlrA

NEW!!2016.6.24

【大田原愚豚舎第二回作品『七日』海外映画祭出品決定!!】

 

お知らせです。

 

第28回東京国際映画祭正式出品作品・大田原愚豚舎第二回作品『七日』が6月30日よりペルーのリマで開催されるFestival de Cine Lima Independienteへ出品されます。

 

『七日』はこれが海外への最初の出品、大田原愚豚舎作品としてははじめての南米上陸となります。

  

果たして『七日』はペルーの人たちにどのように受け止められるのでしょうか。

 

それでは続報をお待ちください。

 

https://www.facebook.com/Cinelimaindependiente/posts/1077921995608447

 

NEW!!2016.6.11

【そして泥船はゆく、青山シアター週間ランキング1位に!!】

 

映画配給会社GAGAが運営する動画配信サイト“青山シアター”で配信中の大田原愚豚舎第一回作品『そして泥船はゆく』ですが、なんと今週の週間レンタルランキング、まさかの第1位となりました!!

 

初登場4位から5位、7位、2位、3位とランキング順位を変動させてきた泥船が、配信開始6週目にしてついに1位まで這い上がりました!!

 

映画をご観賞くださいました皆様に心より感謝致します!!

 

栃木県大田原市を舞台にした喜劇映画・大田原愚豚舎第一回作品『そして泥船はゆく』は、青山シアターにて完全独占配信中です!!

 

皆様、この機会にぜひ“泥船”をご観賞ください!!

青山シアター公式サイト:http://aoyama-theater.jp/pg/2119

 

【世界が絶賛/罵倒/大爆笑。その面白さ<破格>】

栃木県大田原市出身の映画監督・渡辺紘文、映画音楽家・渡辺雄司兄弟が旗揚げした映画製作集団大田原愚豚舎第一回作品。

超少人数体制、超低予算という過酷な状況の中製作された本作は、東京国際映画祭を皮切りに、国内外の映画祭に出品され、各地で絶賛と爆笑と罵倒、大きな反響を呼び起こしてきた。

国内においては自主上映活動を経て、東京・新宿武蔵野館において公開されると、連日満席、立ち見が出るほどの盛況となった。

現代日本ー地方社会の中を、自堕落で傍若無人な主人公があくまでも自分らしく、偽悪的に生きてゆく姿をユーモラスかつ哲学的に描き、観る者に”逆説的”に希望やエネルギーを与える。

本作が初主演の渋川清彦の熱演、渡辺兄弟の実祖母・平山ミサオの快演も見所。

 

【STORY】

栃木県大田原市で祖母とふたりで暮らす無職、無気力の男、平山隆志。

怠惰な自分の生活を変える力も、変える気も無いまま日々を浪費する彼のもとへ。ある日、死んだ父の娘だというひとりの少女が訪ねてくる―。

第26回東京国際映画祭 正式出品

第29回高崎映画祭

フィンランド/ヘルシンキ・シネアジア映画祭正式出品

ドイツ/ニッポンコネクション正式出品

イギリス/レインダンス映画祭正式出品

オランダ/カメラジャパンフェスティバル正式出品

アメリカ/ジャパンカッツ2015

アメリカ/サンフランシスコ・インディペンデント映画祭ほか

 

 

【INFORMATION】

監督:渡辺紘文

脚本:渡辺紘文

製作:渡辺紘文・渡辺雄司

撮影監督:バン・ウヒョン

音楽監督:渡辺雄司

編集・録音:長友照隼

CAST:渋川清彦/高橋綾沙/飯田芳/戸田古道/平山ミサオ

制作年:2013年

制作国:日本

配信時間:88分

配信元:大田原愚豚舎

ジャンル:コメディー

(C)2013 大田原愚豚舎

 

【Comments】

 

<アメリカ・VARIETY誌>

渡辺紘文の創り出した超現実的喜劇映画は、

その無意味さ、あるいは陽気さ、あるいはその双方によって観る者を攻撃するだろう。

 

<佐藤忠男/映画評論家>

型破りの映画というものは、ありそうでじつは滅多にないものである。

特に、それで、あっと驚く作品など、そうそうあるものではない。

ところが私はこの「そして泥船はゆく」には本当にびっくりしてのけぞった。

なんだこれは。

こんなへんてこな映画が、どうしてこんなに面白いのだ。

驚いた点では「勝手にしやがれ」いらいかもしれない。

 

<柳町光男/映画監督>

最後の幻覚シーンの前まではワンシーン・ワンカットを貫き、カメラをほぼ固定した長回しが続くが、そういう映画にありがちな停滞感が少しもない。

人物たちの止まらない速いテンポの会話や出し抜けのアクションによって、画面が時折鋭いカミソリで切り裂かれる。

風刺と即興のカミソリが引き裂く裂け目から生々しい映画の効果が現れる。

人生の退屈さが鋭い感受性と共にリアルにほとばしるのだ。

主人公の家が茶の間と玄関先だけで処理されているように、他の場所もリフレインされて場面の数は非常に少ない。

限定によって時間と場所の淀みを自然に、逆に広く豊かに見せる表現に成功した演出力は確かなものだ。

出突っ張りの渋川清彦の演技がこの映画に大きく貢献していることは間違いない。

不適な立ち振る舞いに可笑しみに溢れた驚くべき細かい身体表現を加えることによって、怠惰で野方図だが傷つきやすい青年の心理を見事に現出させた。

 

<天願大介/映画監督>

「そして泥船はゆく」は渡辺監督自身を描いた映画だ。

自己愛と自己嫌悪に引き裂かれ、世間の底辺でのたうち回る主人公は何とか『自己』の外に飛び出そうとヤケクソの闘いに挑む。

外へむかおうとするその意思を俺は評価する。

その先は茨の道だけど、だから何だってんだ。

この映画は、映画界に居場所がなく地元に戻った気弱なデブの渡辺が、再び映画に立ち向かうための必死の叫びであり、宣言なのだ。

居心地のよい自己愛と決別した渡辺が破滅するか成功するか、

皆さんどうか笑って見届けてやって下さい。

 

<佐々部清/映画監督>

不思議な映画だ。

共感できる登場人物は一人もいない。

状況や感情はセリフで説明され、まるで舞台劇のようだ。

後半はコメディなのに笑えもしない、破綻している。

それでも愛おしいのは登場人物すべてが哀しいからだ。

 

<ダリオ・トマージ/映画評論家>

コーエン兄弟のジェフリー・リボウスキが再び降臨したかのようだ。

映画「そして泥船はゆく」は近年の日本のインディーズ映画では最も成功した作品のひとつだと思われる。

 

NEW!!2016.5.22

 

【泥船、明日5月23日より水戸CINEMA VOICEで上映!!】

 

大田原愚豚舎第一回作品『そして泥船はゆく』が明日より茨城県水戸市のCINEMA VOICEで上映されます!!

 

5/23(月)~5/26(木) 5/30(月)~6/2(木) 19:00/21:00

詳細:http://www.voice-mito.com/archives/1926

皆様、ぜひこの機会に『そして泥船はゆく』をご観賞ください!!

 

【Coming soon & ゲスト来場日決定!!】

 

渡辺紘文監督『そして泥船はゆく』

5/23(月)~5/26(木)  19:00/21:00

5/30(月)~6/2(木)    19:00/21:00

 

渡辺紘文監督の来場日は5/26(木)となりました!!

毎度お馴染みのトークイベントを各回上映後に開催します!!

『モーターズ』に続いて、またまた渋川清彦さんや『ニュータウンの青春』『故郷の詩』の飯田芳さん出演!

栃木県を根城に活動を開始した映画制作集団・大田原愚豚舎第1回作品!

銭なし!人手なし!時間も無し!スタッフ4­名+家族+友人で作り上げた誰もみたことのない喜劇!!http://www.voice-mito.com/archives/1926

 

【上映スケジュール】

5/23(月曜)~5/26(木曜)

5/30(月曜)~6/2(木曜)

19:00と21:00の1日2回上映

【Story】

栃木県大田原市で祖母とふたりで暮らす無職、無気力の男、平山隆志。怠惰な自分の生活­­を変える力も、変える気も無いまま日々を浪費する彼のもとへ、ある日、死んだ父の娘­だ­というひとりの少女が訪ねてくる。

【About】

栃木県を根城に活動を開始した映画制作集団 大田原愚豚舎第1回作品。掃き溜めから生まれた映画。渡辺紘文・渡辺雄司兄弟が旗揚げし、活動を開始­した­大田原愚豚舎の第1回作品。銭も人手も時間も無い過酷な状況のなか、スタッフ4­名とそ­の家族、友人らが誰もみたことのない喜劇を創りあげた。主演は近年目覚ましい­活躍を見­せる渋川清彦。脇を固めるのは、高橋綾沙、飯田芳、劇団三十六計のメンバー­。さらに9­6歳の新人女優平山ミサオが怪演を見せる。奇跡の東京国際映画祭ワールド­プレミア決定­で映画史上最も栃木的な映画が遂にそのベールを脱ぐ。

【Director】

渡辺紘文

1982年栃木県大田原市生まれ。

大学では日本文学を専攻。

大学卒業後日本映画学校に入学、天願大介監督に師事する。

2008年、日本映画学校卒業制作作品『八月の軽い豚』が第九回フジフィルムラヴァーズフェスタグランプリ受賞、京都国際学生映画祭入選、佐藤忠男賞受賞など高い評価を受け各地で上映される。

2009年、日本映画学校、北京電影学院、韓国フィルムアカデミーの共同企画

、日中韓共同横浜開港150周年記念映画『3つの港の物語』の監督に抜擢され日本篇『桟橋』の監督を務める。

2010年、昭和最後の無頼派作家色川武大の遺稿『狂人日記』を舞台化。

同作は新宿ゴールデン街劇場の動員記録を達成した。

同年、刺青ボクサー大嶋宏成の自伝的物語をリング上で舞台化。

2013年、故郷である栃木県大田原市で大田原愚豚舎を旗揚げ。

大田原愚豚舎の第一回作品として、また渡辺本人の初長編作品として「そして泥船はゆく」を製作した。

 

【スタッフ・キャスト】

渋川清彦

高橋綾沙 飯田 芳 武田美奈 鈴木 仁 羽石 諭 戸田古道 平山ミサオ

 

製作・監督・脚本:渡辺紘文 

製作・音楽監督:渡辺雄司 

撮影監督:方又玹 

編集:長友照隼 

制作:渡辺秀樹

制作:渡辺あけみ 

スチール:黒崎宇則

 

 

「一本の映画だけで勝負できる時代は終わったんじゃないでしょうか?

どんなスタイルで、どれくらい充実した制作スタイルを持っているかが、映画の中身と同じくらい重要に思えます。映画が作られる文脈こみで映画を作るってことは、そう簡単ではないですが、彼らはそれをやって、自分たちだけの基盤を作ってるんです。。

大田原愚豚舎、この只者じゃなさそうな名前の集団、同じく地方で活動する身としては非常に気になる存在でした。家族で映画を撮っているというのも僕との共通点です。まずは水戸に来てもらって、お互いの苦労でもねぎらいたいもんですよ」

                              プログラマー 鈴木洋平

NEW!!2016.4.29

【 『そして泥船はゆく』青山シアターにて配信決定&配信開始!!】

 

速報です。

 

映画配給会社ギャガが運営する動画配信サイト“青山シアター”にて大田原愚豚舎第一回作品『そして泥船はゆく』の配信が決定・そして配信がスタート致しました。

 

これまで鑑賞機会が限られてきた映画『そして泥船はゆく』ですが、この配信をきっかけに、いつでも、どこでも、何度でも『そして泥船はゆく』の視聴が可能となりました。

 

これまで“泥船”をみることができなかった皆様、そしてより多くの映画ファンの皆様に作品が届くことを願っております。

 

みなさま、ぜひ『そして泥船はゆく』、この機会にご鑑賞くださいますよう宜しくお願いいたします。

 

■青山シアター公式サイト:http://aoyama-theater.jp/pg/2119

 

【 そして泥船はゆく】

 

■世界が絶賛/罵倒/大爆笑。その面白さ<破格>

 

栃木県大田原市出身の映画監督・渡辺紘文/映画音楽家・渡辺雄司兄弟が旗揚げした映画製作集団大田原愚豚舎第一回作品。

超少人数体制・超低予算という過酷な状況の中製作された本作は東京国際映画祭を皮切りに国内外の映画祭に出品され各地で絶賛と爆笑と罵倒大きな反響を呼び起こしてきた。

国内においては自主上映活動を経て東京・新宿武蔵野館において公開されると、連日満席・立ち見が出るほどの盛況となった。

現代日本、地方社会の中を自堕落で傍若無人な主人公があくまでも自分らしく偽悪的に生きてゆく姿をユーモラスかつ哲学的に描き観る者に”逆説的”に希望やエネルギーを与える。

本作が初主演の渋川清彦の熱演/渡辺兄弟の実祖母・平山ミサオの快演も見所。

 

【STORY 】

 

栃木県大田原市で祖母とふたりで暮らす無職・無気力の男 平山隆志。

怠惰な自分の生活を変える力も変える気も無いまま日々を浪費する彼のもとへ、ある日、死んだ父の娘だというひとりの少女が訪ねてくる―。

 

第26回東京国際映画祭 正式出品

第29回高崎映画祭

フィンランド/ヘルシンキ・シネアジア映画祭正式出品

ドイツ/ニッポンコネクション正式出品

イギリス/レインダンス映画祭正式出品

オランダ/カメラジャパンフェスティバル正式出品

アメリカ/ジャパンカッツ2015

アメリカ/サンフランシスコ・インディペンデント映画祭 ほか

 

■「そして泥船はゆく」公式サイト: http://mudship.jimdo.com/

 

■「七日」(大田原愚豚舎第二回作品)公式サイト: 

 http://7days-foolishpiggiesfilms.jimdo.com/

 

■大田原愚豚舎公式サイト: http://foolishpiggiesfilms.jimdo.com/

 

【 INFORMATION】

 

監督:渡辺紘文

脚本:渡辺紘文

製作:渡辺紘文

撮影:バン・ウヒョン

音楽:渡辺雄司

編集・録音:長友照隼

CAST:渋川清彦/高橋綾沙/飯田芳/戸田古道/平山ミサオ

制作年:2013年

制作国:日本

配信時間:88分

配信元:大田原愚豚舎

ジャンル:コメディー

(C)2013 大田原愚豚舎

NEW!!2016.4.25

【映画『七日』大田原上映全日程終了。】

 

4月24日(日)、那須与一伝承館で開催されました大田原愚豚舎作品『七日』の上映会、無事終了いたしました。

ご来場いただきました皆様、上映にご協力くださいました皆様、まことにありがとうございました。

これにて二週に渡って開催いたしました映画『七日』の大田原市での上映の日程は全て終了となります。

今回見逃してしまった方は『七日』の次回上映までいましばらくお待ちください。

 

大田原愚豚舎第二回作品『七日』の今後の上映予定は現在未定ですが、来月5月、大田原愚豚舎第一回作品『そして泥船はゆく』が茨城県水戸市のCINEMA VOICEにて上映されます。

おたのしみに!!

http://www.voice-mito.com/archives/1926

 

それでは皆様、次回は水戸でお会いしましょう!!

NEW!!2016.4.17

【『七日』大田原上映、初日・二日目、無事終了。】

 

4月16日(土)、4月17日(日)、大田原市総合文化会館、大田原市ピアートホールでの大田原愚豚舎上映会、無事終了致しました。

 

ご来場いただきました皆様、上映にご協力くださいました皆様、まことにありがとうございました。

 

映画『七日』は今週24日、大田原市 那須与一伝承館で上映致します。

http://www.nasuno-yoichi.jp/yoichi.html

 

今週を逃してしまいますと『七日』の上映予定はしばらくございませんのでぜひお見逃しのないよう宜しくお願い致します。

  

映画『七日』公式サイト:http://7days-foolishpiggiesfilms.jimdo.com/

NEW!!2016.4.15

【下野新聞朝刊に『七日』の記事が掲載】

 

2016/4/15

下野新聞朝刊 栃木面にて映画『七日』の大田原上映の記事が掲載されました。

 

下野新聞様、ありがとうございました。

 映画『七日』は4月16日、17日、24日にいよいよ愚豚舎地元・栃木県大田原市で上映となります。

 

皆様、ぜひご来場くださいませ。

 

■渡辺監督の映画「七日」を上映

 

【大田原】

昨秋の東京国際映画祭で日本映画スプラッシュ部門にノミネートされた紫塚3丁目、

映画監督 渡辺紘文さん(33)の作品「七日」の上映会が、16日から市内で開かれる。

感謝の意味を込め、全国に先駆けて地元で開催。渡辺監督は、音楽監督を務めた同所、

弟 渡辺雄司さん(30)と共に毎回舞台あいさつする。

「七日」は一緒に暮らす「牛飼い」の男と祖母の生活を描いた、せりふのない異色作。

市内と那須町で撮影、モノクロ110分。映画製作集団「大田原愚豚舎」製作。

渡辺監督は「一見同じに見える営みの中にも豊かな感情があることを描きたかった。市のみなさんの協力があってできた」と話す。

上映会は、16日は市総合文化会館、17日は市ピアートホール、24日は市那須与一伝承館で、いずれも午前10時と午後2時の2回。

17日のみ前作「そして泥船はゆく」を上映する。

鑑賞料金は各回1千円、当日販売。

NEW!!2016.4.9

【毎日新聞朝刊に『七日』の記事が掲載】

 

2016/4/8

毎日新聞朝刊 栃木面にて、映画『七日』の大田原上映の記事が掲載されました!!

皆様、ぜひ、ご覧ください!!

 

毎日新聞様、ありがとうございました!!

 

映画『七日』は4月16日、17日、24日にいよいよ愚豚舎地元・栃木県大田原市で上映となります。

 

皆様、ぜひご来場くださいませ!!

http://mainichi.jp/articles/20160408/ddl/k09/200/078000c

 

【大田原を拠点に製作

  渡辺監督、地元で上映会 東京国際映画祭出品「七日」 16日から /栃木】

 

地元・大田原市で映画製作を続ける渡辺紘文監督(33)が同市内や那須町で撮影し、昨年の第28回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に出品された「七日」の上映会が16日から、大田原市内で開かれる。

 

渡辺監督は弟で音楽監督の雄司さんらとともに2012年10月に映画製作集団「大田原愚豚舎」を設立。低予算でも質の高い映画作りに取り組んでいる。

 

「七日」は、北関東郊外の農村を舞台に、祖母と2人で暮らす牛飼いの男の7日間の生活を描いた110分のモノクロ作品。俳優の経験もある渡辺監督が牛飼いの男を演じ、祖母役は渡辺監督の実の祖母、平山ミサオさん。キャストは2人のみで、せりふは全くない実験的な作品となった。

 

上映会は、16日=大田原市総合文化会館(午前10時、午後2時)▽17日=同市ピアートホール(午後2時)▽24日=那須与一伝承館(午前10時、午後2時)−−の市内3会場で行われる。

 

各回で渡辺監督と雄司さんの舞台あいさつも行われる予定。17日の上映会では、午前10時から英国・レインダンス映画祭など6カ国の映画祭に出品された前作「そして泥船はゆく」(2013年)の特別上映もある。

 

渡辺監督は「テレビドラマや商業映画の観点から言う『面白さ』とはかけ離れた作品かもしれないが、世界にはこのような映画も存在するのだと知ってもらえればうれしい」と来場を呼び掛けている。

 

当日券のみの販売で、1000円。開場とチケット販売は、各回上映開始時刻の30分前を予定している。【加藤佑輔】

NEW!!2016.4.9

【“とちぎ朝日”に『七日』の記事が掲載!!】

 

「とちぎ朝日」に大田原愚豚舎第2回作品『七日』の大田原上映についての記事が掲載されました!!

皆様、ぜひご覧ください!!

「とちぎ朝日」さまありがとうございました!!

 

【大田原愚豚舎の最新作市内で上映会】

 

大田原市を拠点に映画製作を続ける大田原愚豚舎の最新作「七日」の上映会が16、17、24日の3日間、同市内で開催される。

 

愚豚舎は渡辺紘部監督と弟の渡辺雄司音楽監督による映画製作集団。昨年10月開催の第28回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に正式出品された作品だ。

 

県北の自然を舞台に、祖母と暮らす牛飼いの青年の7日間を描いた。

 

キャストは渡辺監督と実の祖母の2人だけ。同市内と那須町でロケが行われ、全編モノクロ【110分】のセリフが一切ない実験的作品だ。

 

2013年の前作「そして泥船はゆく」【88分】は国内外の映画祭で評判を呼び、今年もアメリカで再上映された。5月には水戸市でも上映が決まった。

 

上映会は16日が大田原市総合文化会館ホール、17日は同市ピアートホール、24日は同市那須与一伝承館多目的ホール。いずれも午前10時と午後2時の2回上映。

 

各上映会に渡辺兄弟が来場し、舞台あいさつする。

 

17日午前10時は「そして泥船はゆく」が上映される。

 

チケット【当日券のみ】は1000円。

 

問い合わせは、那須与一伝承館:0287・20.0220

NEW!!2016.3.29

【5月、泥船。CINEMA VOICEにて上映決定!!】

 

速報です!!

 

2016年5月、茨城県水戸市のCINEMA VOICEにて、大田原愚豚舎第一回作品『そして泥船はゆく』が上映されることになりました!!

http://www.voice-mito.com/cinema-voice

 

【New lineup!!!!!】

渡辺紘文監督『そして泥船はゆく』がCINEMA VOICEに登場!!!

栃木県を根城に活動を開始した映画制作集団・大田原愚豚舎第1回作品!

銭なし!人手なし!時間も無し!スタッフ4­名+家族+友人で作り上げた誰もみたことのない喜劇!!

【上映スケジュール】

5/23(月曜)~5/26(木曜)

5/30(月曜)~6/2(木曜)

19:00と21:00の1日2回上映

【Story】

栃木県大田原市で祖母とふたりで暮らす無職、無気力の男、平山隆志。怠惰な自分の生活­­を変える力も、変える気も無いまま日々を浪費する彼のもとへ、ある日、死んだ父の娘­だ­というひとりの少女が訪ねてくる。

【About】

栃木県を根城に活動を開始した映画制作集団 大田原愚豚舎第1回作品。掃き溜めから生まれた映画。渡辺紘文・渡辺雄司兄弟が旗揚げし、活動を開始­した­大田原愚豚舎の第1回作品。銭も人手も時間も無い過酷な状況のなか、スタッフ4­名とそ­の家族、友人らが誰もみたことのない喜劇を創りあげた。主演は近年目覚ましい­活躍を見­せる渋川清彦。脇を固めるのは、高橋綾沙、飯田芳、劇団三十六計のメンバー­。さらに9­6歳の新人女優平山ミサオが怪演を見せる。奇跡の東京国際映画祭ワールド­プレミア決定­で映画史上最も栃木的な映画が遂にそのベールを脱ぐ。

【Director】

渡辺紘文

1982年栃木県大田原市生まれ。

大学では日本文学を専攻。

大学卒業後日本映画学校に入学、天願大介監督に師事する。

2008年、日本映画学校卒業制作作品『八月の軽い豚』が第九回フジフィルムラヴァーズフェスタグランプリ受賞、京都国際学生映画祭入選、佐藤忠男賞受賞など高い評価を受け各地で上映される。

2009年、日本映画学校、北京電影学院、韓国フィルムアカデミーの共同企画

、日中韓共同横浜開港150周年記念映画『3つの港の物語』の監督に抜擢され日本篇『桟橋』の監督を務める。

2010年、昭和最後の無頼派作家色川武大の遺稿『狂人日記』を舞台化。

同作は新宿ゴールデン街劇場の動員記録を達成した。

同年、刺青ボクサー大嶋宏成の自伝的物語をリング上で舞台化。

2013年、故郷である栃木県大田原市で大田原愚豚舎を旗揚げ。

大田原愚豚舎の第一回作品として、また渡辺本人の初長編作品として「そして泥船はゆく」を製作した。

 

【スタッフ・キャスト】

渋川清彦

高橋綾沙 飯田 芳 武田美奈 鈴木 仁 羽石 諭 戸田古道 平山ミサオ

 

製作・監督・脚本:渡辺紘文 

製作・音楽監督:渡辺雄司 

撮影監督:方又玹 

編集:長友照隼 

制作:渡辺秀樹

制作:渡辺あけみ 

スチール:黒崎宇則

 

 

「一本の映画だけで勝負できる時代は終わったんじゃないでしょうか?

どんなスタイルで、どれくらい充実した制作スタイルを持っているかが、映画の中身と同じくらい重要に思えます。映画が作られる文脈こみで映画を作るってことは、そう簡単ではないですが、彼らはそれをやって、自分たちだけの基盤を作ってるんです。。

大田原愚豚舎、この只者じゃなさそうな名前の集団、同じく地方で活動する身としては非常に気になる存在でした。家族で映画を撮っているというのも僕との共通点です。まずは水戸に来てもらって、お互いの苦労でもねぎらいたいもんですよ」

                              プログラマー 鈴木洋平

 NEW!!2016.3.9

■4月16日、17日、24日開催。大田原愚豚舎 映画上映会のお知らせ。

 

お知らせです。

 

2016年4月、栃木県大田原市内において大田原愚豚舎最新作・第28回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門正式出品作品『七日』の上映会を開催致します。

 

上映会場は以下の三会場になります。

 

4月16日(土)大田原市総合文化会館 

4月17日(日)大田原市ピアートホール

4月24日(日)那須与一伝承館 多目的ホール

 

各日10時からと14時からの二回上映、チケットは当日券のみで観賞料金は1000円となります。

 

尚、4月17日(日)には第26回東京国際映画祭、レインダンス映画祭はじめ国内外10の映画祭に出品された大田原愚豚舎の前作『そして泥船はゆく』も特別上映致します。

各上映会場には大田原愚豚舎の渡辺紘文監督、渡辺雄司音楽監督が来場し、舞台挨拶を行う予定です。皆様、この機会にぜひ大田原愚豚舎の映画をご観賞くださいませ。

 

それでは大田原愚豚舎一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

■上映日程 ※ 開場及びチケット販売は、各回開始時刻の30分前を予定しています。

 

4月16日(土)大田原市総合文化会館ホール  ①10:00(七日/ 110分)

                      ②14:00(七日/ 110分)

 

4月17日(日)大田原市ピアートホール    ①10:00(そして泥船はゆく/ 88分)

                      ②14:00(七日/ 110分)

 

4月24日(日)那須与一伝承館多目的ホール  ①10:00(七日/ 110分)

                        ②14:00(七日/ 110分)

 

■ 観賞料金:1000円(当日券のみ)

■ 問い合わせ:那須与一伝承館 0287-20-0220

NEW!!2016.2.3

■大田原愚豚舎最新作『七日』2016年4月、大田原上映決定!!

 

お知らせです。

 

みなさま、大変長らくお待たせ致しました。

第28回東京国際映画祭正式出品作品・大田原愚豚舎最新作『七日』が、2016年4月、栃木県大田原市で上映されることが正式に決定致しました。

『そして泥船はゆく』以来2年ぶりの新作『七日』漸くのお披露目となります。

上映会場は与一伝承館大田原市ピアートホール大田原市総合文化会館を予定しております。

舞台挨拶、上映スケジュール、などの詳細は近日中にお知らせ致します。

それでは続報をお待ちください。

 

■『七日』公式サイト:http://7days-foolishpiggiesfilms.jimdo.com/

NEW!!2016.2.1

■山内ケンジ監督のお言葉

昨年10月に開催された第28回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に大田原愚豚舎の新作『七日』が出品されました。

 

同部門に『友だちのパパが好き』http://tomodachinopapa.com/

を出品された山内ケンジ監督が、大田原愚豚舎と『七日』について素晴らしいお言葉を寄せてくださいましたので、監督に許諾を頂きここにご紹介させていただきます。

 

山内監督に心より感謝致します。

 

山内ケンジ監督の『友だちのパパが好き』は現在、全国、そして栃木県の映画館・宇都宮ヒカリ座でも絶賛上映中です。

http://tomodachinopapa.com/theater.html

 

以下、山内ケンジ監督のfacebookページからの転載となります。

 

山内監督、本当にありがとうございました。

 

 

■大田原愚豚舎のこと

 

昨年2015年の10月、第28回東京国際映画祭のスプラッシュ部門に私の映画「友だちのパパ好き」が選出されました。他に7本の日本のインデペンデント映画が選ばれ、作品賞は、「ケンとカズ」に与えられました。

ところで私は、その映画際の期間中、城山羊の会公演に向けて台本を執筆していたので、他の作品を一本も見ることができませんでした。いまだに悔やんでいます。

8本のスプラッシュ選出映画のうち、私の映画(略して)「友パパ」、「知らない、ふたり」「アレノ」「下衆の愛」など既に公開されていたり、公開が決まっているものはあるのですが(他にももしかしたら公開予定の作品があるかも。間違ってたらすみません)、決まっていないものもずいぶんあります。そもそも、作品賞をとった「ケンとカズ」が、現時点(2016年1月)で公開の声が聞こえて来ていないということが、日本の映画状況のこれでいいんでしょうか感をより強く感じさせます。

で、

私の「友パパ」は、昨年2015年の12月に公開され、渋谷ユーロスペースでの上映は既に終わりました。まだ地方各所や都内でも上映されているので、未見の方はぜひご覧頂きたいと思います。

「知らない、ふたり」は、新宿武蔵野館でやっと観れました。素晴らしい作品でした。ツイッターでも賛辞を送らせて頂きました。こちらもまだシネマート新宿で上映されています。

他のスプラッシュ選出作品もなんとか全部観たいとは思っているのですが、公開されないとどうにもなりません。

が、

もう一本、DVDという形ですが、観ることができた映画があります。

それは、大田原愚豚舎制作、渡辺紘文監督の「七日」です。

大田原愚豚舎というなかなか素敵な名前は、渡辺監督とその兄弟の音楽監督、渡辺雄司氏がふたりで起こした制作集団らしいです。

 「友パパ」「知らない、ふたり」はふたつとも恋愛を扱っていますが、「七日」は恋愛のかけらもありません。しかしこれも素晴らしい作品でした。しかし、この映画も現時点で一般公開が決まっていないようです。

こんなに面白くて先鋭的な映画を、ひとりでも多くの人に観てもらいたいと思います。それで今、この文を書いています。

わたしの映画もお客さんがあまり入らなくて困っているのですが、それでも公開はされています。「七日」も「友だちのパパが好き」同様に公開されるべき映画だと思います。

サイトはここ。http://foolishpiggiesfilms.jimdo.com/

さて、「七日」を観て、ヨーロッパの映画をよく観ている人は、タル・ベーラの「ニーチェの馬」を想起するかもしれません。恐らく渡辺監督も意識していると思われます。

しかし、似て非なるものです。似ているとすれば、「風が吹いている」「寂寥感」「セリフがない」といった要素です。(ニーチェの馬は、実際には少し会話があります。「七日」はゼロです)

長編映画でセリフがない、と聞くと、それだけで、敬遠する人がいるかもしれません。ところがそんな心配は要りません。面白いのです。しかも、笑えます。もちろん、コメディではないので、そういう類いの笑いではありませんが。(「ニーチェの馬」もある一箇所のシーンでだけ笑えるのですが、「七日」はもっと笑えます。再度言いますが、コメディではない)

私はだいぶん長く生きているので、色々な笑いを知っていますが、「七日」の中に生み出されるユーモアは、あまり経験したことのないものです。

笑わせようとすると失敗します。それは誰もがご存じのはず。私も、「ここ、笑うところです」みたいな表現は極力避けます。

しかし、この「七日」は、避けるどころか、笑わせようとする作為は微塵もない。しかし、笑ってしまう。なぜか。

これを解説するのは難しいです。ご覧頂くしかないのですが、ひとつの要素として、映像と音楽のマッチング、ということがあります。

例えば、男が田舎道を歩くだけの映像、牛厩舎で牛たちがエサを食べているだけの映像に、渡辺雄司氏作曲の計算された音楽が付くと、妙な不安感に襲われたり、狂気じみたユーモアを感じる。登場人物はふたりだけ、監督が演じる30代の男と祖母で、ふたりの単調な生活が描かれるわけですが、もちろん一言も会話をせずに一緒に食事をし、見るともなくテレビを見る。男は毎日家事をし、牛の世話をする。それのどこが面白いんだ、と言われるかも知れないが、これが面白いのです。そして、男はいつもとは違う、墓参りをする。それ以上のことは起きない。事件もなにも起きない。しかしその、ひとりで行う墓参りがとてつもなく大きな出来事に感じてしまう。これはどうしたことか。

この不思議な感覚こそが「演出」だと思います。俳優に対しての演出ではなくて、映画としての演出です。映像と音楽と構成。

この大田原愚豚舎は、「七日」の前、13年に「そして泥船はゆく」という作品を発表していて、これも、TFFのスプラッシュ部門に選出されていて、これは短期間ながら一般公開されています。

この前作は、海外の映画祭にずいぶん招待されているようです。

私も見ましたが、これは「七日」とはまったく違って、渋川清彦主演の会話劇です。「ストレンジャーザンパラダイス」かと思いきや、最後でシュールな展開(いや理屈はちゃんと通っているのだが)になるコメディと言えます。3.11直後の北関東の田舎という要素もうまく取り込まれています。面白いです。でも普通に面白い。

私がとても興味を抱いたのは、「そして泥船はゆく」の次になぜ一転して「七日」のような映画を作ったのか、ということです。この方向転換はとても勇気がいることではないか、と思うからです。

しかも、これほどスタイルを変えたのに、独特な、寂寥感の横溢したユーモアはちゃんと残っている。いや、それどころか研ぎ澄まされている。

もちろん低予算の制作費(50万円前後、と記事には書いてありました)という条件などもあるでしょうが、もちろんそれだけではないはず。渡辺監督にお会いする機会があれば、その思考の経緯を是非お聞きしたいところです。

今後、大田原愚豚舎制作の、この2本の映画が上映される機会があれば、いや、必ずどこかであると思うし、DVDにもいずれなると思います。まだ未見の方はぜひご覧頂きたいと思います。

NEW!!2016.1.14

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■『そして泥船はゆく』再びアメリカへ!!

   第18回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭に正式出品決定!!

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大田原愚豚舎からみなさまへ、2016年度最初のお知らせです。

 

大田原愚豚舎第一回作品『そして泥船はゆく』が、アメリカ・サンフランシスコで開催される

第18回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭に出品されることが正式に決定致しました。

 

 

昨年ニューヨークで開催されたジャパンカッツに続き、泥船は二度目のアメリカ上陸となります。

そして、今回の映画祭への参加で『そして泥船はゆく』は国内外の映画祭への参加が通算10度目を迎えることになりました。

 

改めまして、今まで映画祭や映画の上映会場など各地でお世話になりました本当に多くの皆様

日頃より愚豚舎ならびに泥船を応援してくださる多くの皆様に心より感謝申し上げます。

 

第18回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭は、2016年2月11日から25日まで開催。

 映画祭公式サイト

『そして泥船はゆく』は、サンフランシスコ、Roxie Theaterにて

2月14日(日)16:30~、2月23日(火)21:15~の計2回の上映となります。

 

『そして泥船はゆく』上映スケジュール

 ①Roxie Theatre Sun, Feb 14 4:30 PM

 ②Roxie Theatre Tue, Feb 23 9:15 PM

 

2013年の東京国際映画祭を皮切りに、世界6各国9つの映画祭を旅してきた『そして泥船はゆく』

アメリカ・サンフランシスコの人たちには果たしてどのように受け止められるのでしょうか。

 

それでは続報をお待ちください。

NEW!!2016.1.1

 

■謹賀新年/HAPPY NEW YEAR

 

みなさま、新年あけましておめでとうございます。

いつも大田原愚豚舎を応援いただき、まことにありがとうございます。

2016年も大田原愚豚舎は精力的に映画づくりに邁進してゆく所存です。

昨年に引き続き『そして泥船はゆく』さらに新作『七日』も上映してゆく予定ですのでおたのしみに。

本年も大田原愚豚舎ならびに愚豚舎作品を宜しくお願いいたします。

 

2016 元旦

映画制作集団 大田原愚豚舎